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3.立てフライス盤 

その2


立てフライス盤 その 2 被削材の固定 1

前回はフライス盤の形式・特徴・使用する刃物等を大まかに書き込みしました、今回は材料が外力の影響でも姿勢を維持させる為の位置決め及び締めつけ方法等を書き込みしたいと思います。

1.6 面体の材料保持
1) 私の考える位置決めの基本
 基本的には 下図 のようになります。    
     


2) 私の考える締めつけの基本
 位置決めだけでは実際の切削加工の抵抗(外力)により接触点(面)から離れる場合(離れます)がありますので何だかの方法で締めつけ(動かないようにする)又は当てつけ点(面)に引き寄せる必要があります。

締めつける場合は下記イラストのようにします。

      

3) 実際の位置決め&締めつけ
a、バイス(万力)による方法
口金の部分に挟んで材料等を固定する工具で(下図参照)角物の面加工とか溝掘り等に重宝します。

          

材料固定要素
1、 A面=基準面位置決め
2、 B面=基準軸(C)への締め付け
3、 C面=基準軸位置決めへの締めつけ
4、 D面=ここでは口金と平行方向の位置決め(当てつけ)

上記で説明した浮き上がり防止の締め付けは、口金と材料間に発生する摩擦で保持します。

長所
イ、 ある程度簡単に材料の位置決めと締めつけ(固定)が出来る。
ロ、 口金の最大開き幅迄のプレートなら段取り替え無しで固定可能。

短所
イ、 基本的にねじでハンドルを回す力を増大させ、材料に圧縮を加え(反力が発生する)摩擦力で固定する方法ですから一般的に弱剛性品の固定には向いていません。
ロ、 高精度(百分台前半)での姿勢(平行・直角等)だしには熟練を必要とする。

ハ、 高精度の穴加工では加工結果としての穴精度に楕円等の不具合の発生する場合がある。

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ニ、 摩擦力を越える外力が加わると簡単にずれが生じる(下図参照)。
          

ホ、 移動側の口金(上図 3 の C)が慴動部のガタ分と反力による変形等で浮き上がり現象を生じる(材料がバイスの基準面から離れる)。
ヘ、 固定側(上図 3 の B)の直角度は締めつけによる圧力で変化する(下図参照)。

          ・変形の様子
               
          
     
            ・変形対策

          

           備考
               無限バイスという固定具が発売されていると思いますが
              あまり締めつけますとテーブル自体がバイス本体(フレーム)
              として反力を受け変形しますので適度の締めつけ力で使用
              したほうがよいと思います。

                下図 参照
        

※テーブル案内面の慴動が重くなります(MCではは異常と認めない場合そのまま動き続けますので要注意ですね)ので案内面が偏磨耗するかと思います。


b、 ネジによる締めつけ方法(T溝を使用する)

           

材料固定要素
・ A・B=基準面の位置決め
・ C・D=ねじによる締めつけ
これも C・Dの締めつけによる摩擦増加での保持を行っています。バイスでの固定と違いまして其なりに加工精度が向上します。

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