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2.NCコードの説明
【NO6】 G90・G91・G92・G52
G90=アブソリュート入力指令または絶対値指令といいます。
図面の寸法線基点が各面(XYとかYZ又はZX)とも一つの場合にはG90が便利かと思います。例えば下図の場合に、ワーク座標0点をc に設定すればそのまま図面値をプログラムの指令値に転記する事ができますので余分な作業をしなてもよいです。

(図−1 累進寸法記入法)
上図(図−1)を参照して下記に使用例を示します。
注 1. 移動指令値だけを考えます。
2. cを各軸(ここではXとY)現在値とし、ここからの移動指令とします。
N000 G90G00G54X****Y****Z****=機械原点とG54の位置関係を機械に教
えます。
ここではc がワーク原点(0)となります。
N001 (G90) G00 X50.Y80.
N002 X100.
N003 X200.152 ( d の穴)
N004 X280.152 Y55.
N005 X345.152 Y80.
というようにダイレクトに数値を入力出来ます。例えはポイントd の位置をX180.に変更する場合、下記のようにN003☆のみを変えるだけで変更出来ます。
N001 (G90) G00 X50.Y80.
N002 X100.
N003 ☆ X180. ( d の穴)
N004 X280.152 Y55.
N005 X345.152 Y80.
G91=インクレメンタル入力指令又は増分値指令といいます。
図面の寸法引き出しが各穴又は各面等からなり、基点を1つにするにあたりそれなりに人手作業が必要な場合に便利かと思います。
人が携わるとそれなりにミスをしますので下図2の様な場合は

(図−2 直列寸法記入法)
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図面値をそのまま転記して行きます。例えれば
注 1.移動指令値だけを考えます。
2. cを各軸(ここではXとY)現在値(主軸)とし、ここからの
移動指令とします。
N001 G91G00X50.Y80. ( c 点から右50.上80.迄の移動指令)
N002 X50. (N001の位置から右へ50.行けとの指令)
N003 X100.152 (N002 ↑ 100.152行けとの指令)
N004 X80.Y-25. (N003 ↑ 右80.下25.行けとの指令)
N005 X65.Y25. (N004 ↑ 右65.上25.行けとの指令)
という様に使うと計算しなくてもいいのでミスが少なくなります。但し1カ所でも間違えるとその穴を基点に移動しますので以降の穴位置はそれなりにずれます。言い換えますと必要時は故意にポイントをずらすと以降の穴位置を同じ様にずらす事が出来ます。
G92(ワーク座標系の変更)
これは現在位置を任意の位置に変更出来るというものです。
例えれば下図−3の場合で説明しますと
注 1.XY平面(G17)のみ考えます。
2.G90を使います。

(図−3)
ポイント eに主軸がいる時にG92 X80. Y-25.と指令しますと cだった0点が d に移動し、以降 d を0点として移動命令に従います。
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プログラム例
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N001 |
G90X280.152.Y55. |
(G92で変更前の移動指令) |
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N002 |
G92 X80.Y-25. |
(G92で新座標設定) |
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※変更前のX200.152Y80.に0点設定。 |
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N003 |
X-100.152 Y0 |
(新ワーク座標系での移動命令になり、移動結果として主軸はfに移動します) |
備考
一般的に、G54系が現れる前に機械と加工原点の関連性を持たせる為に使用したかと思います。
G52(ローカル座標系)
これは現在使用中のワー座標系(G54〜G59)の原点を任意に変更して新しい加工原点を設定するコードです。例えば
G52X125.Y80.と指令しますと下図のように新しい加工原点が設定され、以降変更あるまで維持されます。

(図ー4 加工原点移動)
元の座標に戻す場合はG52X0Y0と指令します。
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