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加工


1.材質の異なるブロックゲージ(100ミリ)の熱膨張比較

 材質の異なるブロックゲージが温度変化に対してどのように長さが変化するのか調べま
した。

1.材質
既製品の鋼のブロックゲージと手作りアルミブロックゲージ(JIS A7075相当で厚みと幅は既製品より1ミリプラス)

2. 条件
2.1 場内空調方式
パッケージ式エアコン
壁と屋根は2重構造(保温性良好?)。

2.2 使用温度計
温度測定にはデジタル温度計使用(誤差1.5度補正)

2.3 各温度の信頼性
±0.5度位だと思います。

2.4 読み取り精度
長さの測定はマイクロメータを使用し千分台は目視で読みとりましたが精度は±0.002位だと思います。

2.5 ブロックゲージの線膨張係数(X10−6/°C)
鋼  =11.6
アルミ=23.6

2.6 マスターとなるブロックゲージの寸法確認
手作りのアルミブロックゲージの長さは20度Cに温度ならししてから通常のブロックゲージと比較測定後補正し鋼との比較を容易にしました。
※20度C±0.5度の恒温室に12時間放置後測定したら鋼のブロックゲージ100対してアルミが+0.021だったのでアルミの測定値から0.021引いてデータとしました。
 
3.比較グラフ 

     

4.結果
既製品のブロックゲージはマイクロメータとほぼ同じ膨張率ということもあって室温が上昇しても長さの測定値は安定していました。アルミの方は冷えている時は短く温度が一寸高いですが10時頃から安定してきました。
※ もしこれがアルミのマイクロメータだったら反対の傾向を示したと思います。


これより夏場の資料追加
暑い夏場ではどうなるか調査しました。

5.条件
1)上記4.迄は2月のデータでしたが、下記は暑い時期に取った資料です。
2)条件的には上記の、1.材質と2.条件の2.3〜2.6と同じで、普通の水銀式温度計とデジタル温度計を使用しました。
3)マイクロメータも同温です。
4)9月3日は空調無しの場内で、9月4日は車中での測定結果です。

6.比較グラフ

      

7.数値的な資料
1) 9月3日のデータ
最高温度              =13時30分の36.9度C
鋼のブロックゲージ最長   =13時30分の100.003ミリ
アルミのブロックゲージ最長=13時30分の100.019ミリ

2) 9月4日のデータ 
最高温度               =11時35分の46.7度C
鋼のブロックゲージ最長   =13時45分の100.008ミリ
アルミのブロックゲージ最長=13時45分の100.034ミリ

8.参考資料
測定に使用するマイクロメータの温度が20度Cの時どのように変化するか調べた。
1) 計算上の伸び量
※ブロックゲージの長さ100ミリとし20度Cで基準として計算した。
29.8度C(+9.8度C)の場合=鋼   100.011
                     アルミ
 100.023
39度C(+19度C)の場合   =鋼   100.022
                     アルミ
 100.045
2)実測値        

      

※鋼は実測値が長め(1〜5ミクロン)に、アルミは29.8度が短め(6ミクロン)39度Cが長め(6ミクロン)になりました。
デジタル温度計で表面を測っていますのでも、しかしたら内部が高いのかもしれません。

9.備考
今回の調査で分かった事は、温度が高くなると実膨張の追従性にタイムラグ(2時間位)があるという事でしょうか。
※6の比較グラフ右側参照。

またマイクロメータが20度C時に測定した結果ですが、高い温度程伸び量が多いのは、アルミニウムでも種類により膨張係数が違う為だと思います。
※ たしか違いましたけど、資料がどこかに入り込んでしまいましたm(__)m。
 
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