1.形状 下図のような感じになります。 2.条件 使用機械 ・縦フライス盤 静的精度は、JISB6204-2(ひざ形)、JISB6225(ベッド形)参照 ・使用工具 正面フライス ・工作物の素材 黒皮まる材 ・工作物の保持具 バイス バイスは正しく固定したものとし、動的精度もある程度出ているものとします。 バイスの向き ・補助治具 スコヤ・敷金 平行・直角度を数値管理する場合(高精度)はテコ式ダイヤルゲージ等も必要。 ・他 樹脂ハンマ・ショックレス・鉄ハンマ等 またフライス盤関係の資料はこことここを参照して下さい。 備考 あまり影響ないと思いますが、材料の内部応力は無視して説明します。6面加工で各面との平行度・直角度等の精度(0.01以内)が必要な場合は荒加工後、再現性の高い機械を使用し、ほぼ同じ手順であまり材料に圧力をかけないで(イケール等を使用する)保持加工して下さい。 3.加工手順
■次にピックテストを主軸に取り付け、第1面の下面に測定子が当てるようにし、適度な重さの鉄ハンマでワーク上面を軽くたたきながらX軸片側の平行(Y軸)を出します。そのままピックテストの目盛りとZ軸を0セットし、Z軸を上げ、X軸反対側へ主軸を移動後、先に合わせたZ軸とピックテストの指針が0になるようにZ軸を動かしてから、X軸の平行を確かめます。違うようなら鉄ハンマで高い方を叩いて調整します。 注意 削り代以上に凹を造ると残りますので注意してください。 X軸を平行にしたらそのままY軸の確認を行い、もし違いが出ているようでしたら、直します。その後さらに再度X軸の平行を確認します。 平行が出たら仕上げ加工します。 結果(目標0.02以下)はマイクロメータで確認する。
第3面を下にして樹脂ハンマで叩いて底面に密着させ(音で判断)、加工します。 ★高精度を要する場合 第1面との直角度を確認する為に、機械のZ軸にピックテストを取り付け、第1面との平行出しと、手順NO5の■印以降の第1面の平行出しを参考に第3面の平行出しを行います。 注意、第1面と第3面の直角度に差異が出た場合、第1面の平行を優先する。 また平行を出す面(ここでは第2面とか)を変えると累積誤差を生じますので、必ず第1面を使用します。
★高精度を要する場合 手順NO08の「★高精度を要する場合」を参考に必ず第1面と第5面の姿勢を数値で確認する。
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4.備考 以外にもいろいろな方法があるかと思います。ただ言えるのは、 これだけの面を加工する場合、累積誤差が必ず発生しますのでその誤差をいかに減らすかがポイントになるとおもいます。機械精度はJIS規格でも300何がしかで0.02〜0.03程度の製作誤差を認めているし、静的精度の検査は移動しない軸は固定することになっていますので、実際の作業では注意が必要になります。そのような許された許容差はその機械の癖として当たり前という考えもあります。従いその癖をいかに知り、いかに使いこなすかが技能者だと思います。 ※スコヤ等と使わない六面体加工も参考にしてください。 5.エンドミルを使った六面体加工 小さい六面体はエンドミルで加工すれば2工程で加工できます。 1回取り付けたら上図のように、上面と両サイド削ります。取り付けは材料の平面部2面がバイス口金固定側と可動側になるような向きにします。エンドミルで側面も加工しますので、口金にエンドミルが干渉しないようにコマをあてがいます。 これで1段取りで3面の加工できますが、こことここを見てもお分かりのように、強度に応じてエンドミルが逃げますので、期待する直角度に満たない場合はここを参考にして下さい。 最初の3面の加工が終わったら、残りの3面が加工できるようにクランプし加工します。 ※必要に応じピックテスト等を使い数値で取り付け姿勢の確認をします。 こうする事により段取りがえの誤差を減らす事が可能になります。 6.六面体加工参考ページ 教員研修センター:研修支援情報 長岡技術科学大学工作センター トップ→資料室→加工→●29.六面体加工